IT業界といっても様々な職種があるなかで、自分は何に向いているのか? ここは気になるところですよね。
僕は常駐するタイプのSIer(SE・PG)として、7年働いた後、どうしても合わなかったので社内SEになりました。
そしたら、僕は社内SEが1番合っていると感じました。
人それぞれ向き不向きはあると思います!
自分の適性と合わない職を選んでもストレスが溜まるだけです。
自分自身の適性が合っているのか、今後やりたいこと、色々と気になるところをまとめました。
SEの仕事
まず初めに、SEがどんな仕事か大まかに説明します。
各プロジェクトごとに、色んな業界(金融・物流・小売りなど)の仕事があります。
経験がない場合は、その業界について学びます。
リーダークラスになってくると、下手したらクライアント以上に業界に詳しくなる必要もあります。
(相手の担当者が詳しくない場合がある)
客先に常駐するケースが多く、システムリプレースの場合が多いので、5年から10年前のソースコードを調べ上げて読み取ります。
SEの問題点
多くありすぎるので、書ききれないため絞りますが、多くのプロジェクトで共通してくる問題があります。
それは、経費節約のために設計書がないことが多いという事実。
大体のシステムリプレースが「既存の機能は維持しつつ改善したい」という要望があります。
これは社内SEになって理解しましたが、確かにこういう考えになります。
様々な部署の人がいますが、ほとんどの人は変化を嫌います。
そのため、現状のソースコードを調べ上げる必要があります。
(不具合も大量にあります)
他にも仕様変更など色々あります。
SEのやりがい
基本的に他社である、クライアントのシステムを開発するので、実際に良いものが作れたと自分で思っていても、結果は少ししかわかりません。
実際に使うユーザーとやりとりする場合は稀なので、クライアントの社内SEの人とのやりとりのみです。
そしてうまくいっていない場合が多いです。
社内SEの人の能力不足や、色んなケースがありますが、SIerとしては次のプロジェクトがあるのでドライですね。
ここの部分をどう思うかです。
やっつけ仕事で片づけるSEは多く、後から問題になることも多いです。
でも自分自身の考えが正しいかどうか、何度でも挑戦できるのがSEの強みです。
ハッキリ言って自分の会社のシステムではないですからね。
「この方がユーザーは使いやすいんじゃないか」
「こういうロジックの方が汎用的なんじゃないか」
実際にプロジェクト毎に挑戦し続けることができるので、後から答え合わせをするのが地味に楽しいです笑
これは社内SEではできません。
小規模なシステム開発ならできますが、大きな基幹システムのプロジェクトでは挑戦なんてできません。。
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次々と新しい技術が生まれる
プロジェクトごとに規定は変わっていき、扱う言語も多種多様です。
これに着いていくのも大変ではありますが、興味がない人も多いでしょう。
これについては本当に興味がないかは、SEのままではわかりません。
なぜわからないのか
それはSIerはとても忙しく、時間がないからです。
元々興味がないと思っていたことも、時間にゆとりが生まれると ”本当はどうなのか” わかるようになります。
つまり、考える時間を作ることが一番重要だと思います。
(SEの会社でもホワイト企業はあります)
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SEに向いているのは理系?文系?
色んな所でこの疑問は見かけますが、SEの場合は、理系とか文系とか以前の問題になってきます。
理系の人は、SIerではなく製品開発をしたほうがいいと思いますし、文系の人は社内SEが向いていると思います。
ただし、理系の人はじっくり製品開発をすることはできないことが多いです。
じっくりとシステム開発をしたい、と考えている人は、理系でも社内SEになるべきです。
社内SEのスキルでも話した通り、自社製品の開発をするのも社内SEになります。
システムエンジニアの適正って
様々なところで、論理的思考が重要だと囁かれていますが、確かに重要です。
僕もこれは絶対に必要だと思いますが、これは適正とは関係ありません。
自分自身で学ぶことで、解決することなので適正ではありません。
理系と文系とか色々な意見がありますが、SEのドライな部分にどうやって向き合っていくかです。
大半の人が、システムエンジニアになろうとしたときに、「自分でシステムを開発してより良くしていきたい」という考えがあったかと思います。
これを実現するには、SEではなかなか難しいと思います。
自分自身が社長となって、クライアントを選別できるならば可能かもしれません。
ですが、そういうわけにはいきません。
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まとめ
各プロジェクトごとに業界について学んだり、ソースコードをひたすら読むのは大変だと思います。
ですが、社内SEになると、自社の業界や自社の事業を一度覚えたら、後は別のことに集中できます。
これってSIerではできないことです。
(SEならではの良さもありますが。。。)
SIerは退職する人がかなり多い業界ですが、それはシステムエンジニアに向いていないわけではないと思います。
SEという職自体の問題です。
ただし、SEでもしっかりと会社を選べば問題ないと思います。
これが一番難しいところではありますが、教育にチカラを入れてる会社は、SEでも素晴らしい会社かもしれません。
システムエンジニアって面白い仕事だと思いますし、面白くできるかどうかは自分次第でもありますが、それには時間が必要です。
貴方も常に急かされる環境から脱出して、別の可能性を探してみてはいかがでしょうか。
僕が思うSEに向いている人
シンプルにユーザーライクを考えられる人です。
「こうしたほうが効率がいいかな」
「この考えはどうか現場の人に聞いてみよう」
こういった考えって、最初にシステムエンジニアを志した人なら、考えたであろう「自分でシステムを開発してより良くしていきたい」という考えと一致していませんか?
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SEから社内SEに転職した僕が、社内SEに関する様々な出来事を書いていたら、いつのまにか【社内SEに転職するノウハウや、社内SEのリアル】がたくさんあるブログになりました。
僕は社内SEって、ITで世の中を便利にできる仕事だと思います。
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