厚生労働省によるとシステムエンジニアの平均残業時間は男性の場合、1か月あたり22時間です。 女性は20時間となり、1日の平均は1時間程度。
少ないと思いませんか?色んな会社のSEと話すと、残業時間の自慢大会になるのに。笑
理由は明確で、悲しいことに会社が残業時間を少なくさせるケースが横行しているからです!
- SEの平均残業時間を調査して見えてきた事実
- SEの平均残業時間が少なく見える理由
- SEの残業時間が短い人と長い人の違い
残業時間のカラクリを知り、僕のように定時退社しましょ〜^ ^
SEの平均残業時間を調査して見えてきた事実
厚生労働省が公表した「平成26年賃金構造基本統計調査」でシステムエンジニアの労働時間が156時間、残業時間が22時間という結果がでていて、内訳は男性22時間、女性20時間です。
男性22時間、女性20時間をさらに年齢別で見てみます。
20代前半(男) | 20代後半(男) | 30代前半(男) | 30代後半(男) |
12時間 | 29時間 | 28時間 | 22時間 |
20代前半(女) | 20代後半(女) | 30代前半(女) | 30代後半(女) |
17時間 | 23時間 | 19時間 | 23時間 |
※データは「平成26年賃金構造基本統計調査」を参考
これをさらに会社の規模別でみると、残業時間に差がありますね。
1000人以上 | 100~999人 | 10~99人 |
26時間 | 23時間 | 13時間 |
※データは「平成26年賃金構造基本統計調査」を参考
100人以下の会社が一番少ない!? ウソでしょ!?!?
そもそも僕は毎日の退社時間は遅かったんですが、、、。
(僕は最高170時間残業の経験あり)
みんな何時に帰ってるんだろう?
2003年のエンジニアに聞いたアンケート、平均退社時間23時以降は300人中たった10人!!
定時~19時 | 19時~21時 | 21時~23時 | 23時以降 |
28% | 41% | 28% | 3% |
※Tech総研アンケートより
ちょっと古いデータですが衝撃ですね、ただ、300人のうちの年齢がわからないので何ともいえません。。。
僕は東京のど真ん中であらゆるPJに参画してまして、その時のみんなの残業時間は凄まじかったんですが、もしかして年俸制とかの会社って残業時間を0時間で計上してるのかな??
SEの平均残業時間が少なく見える理由
なぜ各所で公表されているSEの平均残業時間が少ないのか?
それは会社の会計処理上、残業時間が少ないことになっているケースがあるようです。
実際に働いてるのに?
わざわざ少なく見せるのは、労働基準法で月に45時間までと決まっているからですかね(^_^;)
もしくは会社にお金がないのかもしれませんが、、、。
具体的に会社が残業時間を少なくする方法は以下です。
- タイムカードを押させてから残業
- 勤務表に実際より早い退社時刻を記入させる
- みなし残業制度
- 年俸制
- 名ばかり管理職にさせられる
まぁまぁ違法なものだらけなんですが、実際に上記で僕が体験したものもあります(・_・;)
SEの残業時間が短い人と長い人の違い
一概にシステムエンジニアと言っても幅が広いですし、実際にSEでも残業時間が短い人もたくさんいます。
その違いは一時的なものから長期的なものまで様々です。
この残業時間の違いを知ることで、僕の去年の残業時間は0になりました^^
残業時間が短い人
システムエンジニアで残業時間が短い人は、仕事の「効率化」や「優先度」に「納期の調整」が上手な人です。
なにか作業を与えられると残業が増えますが、ITを駆使して時短できるようにしましょう。
- PJが始まったばかり
- 単純作業を効率化
- 時間のかかる作業を自動化
- 適切な作業工数の見積もり
- 残業が少ない業界でSEをする
僕はけっこう秀丸を駆使してますね〜^ ^
残業時間が長い人
残業時間を短くしようとしても、なぜか残業を多くする人はいます。
自分自身でコントロールできない部分の問題になってくると、どうすることもできません。
そういったものは以下のようなものが当てはまります。
- PJが開発フェーズへ
- 度重なる仕様変更
- 効率化・自動化したら別の業務を与えられる
- 間違った作業工数の見積もり
- 残業が多い業界でSEをしている
上記の場合は自分自身で解決できない問題なので、3年後、5年後のことを考えて転職しないと過去の僕のようにダラダラと続けてしまいます!
一度冷静に考えるためにも、たまには早く帰るがオススメ。その時はゆっくりと星空でも眺めると、、、「宇宙は壮大で自分はなんて小さなことで悩んでるんだ」みたいになってきます!(僕だけかもですが。笑)
帰りたいときは理由をちゃんと告げよう
よく言われるのが、「なんで帰るの?」と上司やPJメンバーに聞かれるので、最初は正直に「家に帰ってゆっくりしたい」とか「家族で食事がしたい」などと本当のことを言いましょう。
それでダメなら、「体調が悪くて家に帰って明日に備えます」とか「家族の体調が悪いので看病してきます」などの相手が断りにくいことを言わないと帰りにくい、、。
まぁ、そんな帰りにくい雰囲気の会社は、残業以外にもたくさん問題があって、モヤモヤしながら仕事をすることになるんですよね(-_-;)
そもそも残業が多いのは会社だけの問題ではないので、業界&職種から見直すといいですよ!
(僕はSEですが業界を変えたら、去年は残業0です)
以下はIT系で残業の少ない職種をまとめてるのでご参考に。
あわせて読んでほしい記事
SEの平均残業時間を調査のまとめ
システムエンジニアの平均残業時間は22時間で、1日の平均は1時間程度した。
そして、この厚生労働省の公開してる情報以外にも調査してみましたが、現実とは少しかけ離れてる可能性がありましたね(^_^;)
残業時間を少なくする方法がなかなかアナログで、僕はタイムカードを押させられた経験があります(・_・;)
僕は何がなんでも早く帰りたかったので、SEですが業界を変えました!その結果、去年は残業0時間です!
つまりシステムエンジニアでも業界を変えることで、残業が多いとか少ないとかのドングリの背比べから脱出できる!という話でした〜
あわせて読んでほしい記事