僕は営業から未経験で転職したのもあって、まったく「SEの仕事についていけない」状態でした。
そりゃ怒られるし、「できた!」と思って上司に検証してもらうと不具合だらけ。(何度も)
これはさすがに「僕はSEに向いてないのかな?もう辞めたいなぁ(~_~;)」って思っちゃいました。
しかし、あることを意識してからは、SEの仕事についていけないダメ人間の烙印を押されていた僕の評価は激変し、、、その後、僕は次のステップへ!!笑
- なぜSEの仕事についていけないのか?
- SEの仕事についていけない理由は簡単だった
- ダメ人間の僕の評価が激変した方法
なんと、評価が激変した方法は超シンプルでした!
なぜSEの仕事についていけないのか?
SEの仕事は技術力の側面とコミュニケーション力の側面があり、どちらも大切ですが「仕事についていけない」という悩みは別なんです!
そもそも次元が違う問題でして、「仕事についていけない」場合は2パターンしかありません。
自分の「努力不足」か、会社の「教育不足」
両極端になりがちですが、自分自身がSEの仕事でお金をもらう以上は「プロ」という意識が必要です。このパターンは最初にある程度の努力ができるかどうかなので、そこは勉強をしましょう。
なぜならあなたは自分自身で「SEの仕事」を選んだからです。なぜ「SE」という仕事を選んだか思い出してみると、勉強にも精が出ると思います^^
問題は会社の教育不足のパターンですね。
SEの仕事についていけない理由は簡単だった
僕が未経験でSEに転職したころは、絶賛SEブームで転職サイトはIT系の求人で溢れてましたね。その後、「ITブラックドカタ」なんて世の中から呼ばれるなんて思ってもみませんでした。笑
会社は利益優先で、人を使い捨てるSIer会社が多発(今でも会社規模に限らず多い)。
教育する気もなく現場にいきなり新人を放り投げたり、無茶ブリの仕事を強行させたりと、自分自身でわからないのをいいことに、酷い会社が増えました。
だから会社の教育不足の問題だった場合、あなたは気にする必要ありません。SEの仕事についていけてるのに、仕事ができないと錯覚してるだけです!
仕事がわからないのではなく、時間がないだけ
SIerあるあるですが、何かしらの仕事が出来上がったと思ったら直ぐに別の仕事を振られます。そしてこれを繰り返していくとそのまま定時が過ぎ、終電で帰ることになり、休日も返上する羽目になります、、、。
作業量が多すぎるというか、無尽蔵ですね。
でもそうしないと会社の利益がないという事実もあります。その話はシステムエンジニアが残業代でない理由を真剣に考えたら納得した【サービス残業】で詳しく書きましたね。
じゃあ適切な作業量ってどのくらいなの?と思うかもしれません。
作業量の見積もりがそもそもおかしいんですよね。
一切の問題がなく無理して頑張ったら達成できるかも?というスケジュールを組まれるのでだいたい破綻します。
問題が起きることを想定してバッファを倍程度(5日で終わる案件なら10日)で組み込まれていないスケジュールは、即座に破綻するでしょう(^^;)(←これ実体験です)
無茶なスケジュールで仕事を続けると、直ぐに進捗遅れが発生するんですよね~
だから仕事ができないと言われる
無茶な仕事量を奇跡がおきなければ到達できないスケジュールで組まれるから、「仕事ができない」と言われるんです。
これ、本当に意味不明なので一切気にしないでください^^
そして可哀そうなことに、言ってきた上司は過去に同じことを言われたから、あなたに言ってるだけなので、「この人も可哀そうな人だな~」くらいにとどめておきましょう。笑
ダメ人間の僕の評価が激変した方法
僕がSEの仕事についていけない理由は、自分の「努力不足」且つ、会社の「教育不足」というダブルパンチでした。笑
そんな僕が社長から「変わったな。なんかあったのか??」と本気で聞かれ、あらゆる先輩や上司に「一緒に仕事がしたい」と言われ、はたまたクライアントや協力会社からスカウトされまくった方法を書いていきます!
ただ、めっちゃシンプルです。笑
SEは感情を抜きにして論理的に考える
「たぶんこうすればイケる!」とかしてると、うまくいきませんよ?(←過去の自分へ伝えてます。笑)
デバッグで1パターンだけ成功してもうまくいきせん。(←過去の自分へ伝えてます。笑)
たいせつなのは自分の視点(ミクロ)で見るのではなく、全体を俯瞰(マクロ)して見ることです。
すべて論理的に説明ができるレベルまで持っていき、「○○だから問題ない」ともはや機械的に言えるところまで達しましょう。
例えば、コード書いてる時に想定されるパターンをすべて網羅するのを面倒くさがってやらないから、不具合がおきるんです。
ハッキリ言って面倒ですよね。笑 気持ちめっちゃわかります^^
しかし、あるとき僕は誓ったんです。「感覚的に仕事をするのはやめよう」って。
つまり、1つひとつを丁寧に論理的に網羅的に確実にやるだけで、あなたの評価は激変します!!
そんな時間がない?
その「時間がない」という問題は、あなたの努力次第で解決しますか?
問題はIT業界の仕組みだった
まだ歴史自体は短いIT業界ですが、客先に常駐して働いたり請負だとしてもデスマーチになる原因ってなんですかね?
前半で話した「仕事についていけない」というのは2パターンありました。会社の教育不足のパターンの本質は「IT業界の問題」だったんですよ!
なぜなら仕様がわからない人達だけで、プロジェクトを進めるから起きると僕は思います!
SIerってこんな流れですよね!
- SIerに依頼するクライアント
- 一次受けのSIerが話を聞く
- 二次受けのSIerが話を又聞き
- 三次受けのSIerの若手がよくわからない話を聞きながら開発
こりゃあ失敗するわけです。笑
自分の努力で解決するなら別の業界でSEを続ける
なぜ又聞きしながら開発する必要があるのか?
僕としてはクライアントが社内SEを増やして、自社で基幹システムを開発すべき。(これが一番成功率高い!)
社内SEを抱える資本がない会社は、パッケージ版を買えばいいと思います。
つまり、SEは社内SEかパッケージ開発SEの2つだけでいいんですよ。Webエンジニアは基本的に自社開発(パッケージに限らずWebサービスも)のみですし、社内SEならユーザーが目の前にいて『本当に必要なもの』が見えてくるから成功率が高いはず!
なぜこんなことを言えるかというと、僕は実際に社内SEに転職して数年たったころ、ある部門の業務を効率化するために、実際に半月ほどですがその部署で働いてみました!そしたら、「外から見える風景と内からの風景は全然違う」ということを実感したんです!
だからこそ、自社で社内SEが基幹システムを作っている会社は成功率が高い!と言えます。
SEを志した理由を思い出す
僕がSEに転職しようと思ったのは、新卒で営業として働いていた会社が倒産したのをキッカケに、「手に職をつけたい」という想いから始まり、『ITで世の中を良くしたい』という風になりました^^
こういう人って多いのではないでしょうか?
実現するためには、別に客先に常駐や請負などに絞る必要なんてありませんよね。
今後のライフプランを定義する
良く聞く言葉かもしれませんし、僕もまったく計画してこなかったのですが、それは「時間に余裕がない」からでした。
今後のライフプランを定義するには考える時間が必要です。僕は社内SEに転職して実感しましたし、これは僕に限った話ではないと思います。
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「SEの仕事についていけない」まとめ
SEの仕事についていけないのは、自分の「努力不足」か、会社の「教育不足」という2パターンでしたね。
そして自分自身の評価を激変させる方法は、1つひとつを丁寧に論理的に網羅的に確実にやるだけです!
ここまでを習慣的にできるようになったら、次のステップとしてIT業界ではない業界でSEを続けることこそが、僕は世の中をITで良くしていくことになるんだと思っています^^
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