社内SEの面接で質問することは、転職するなら必須の工程です。
社内SEの求人は多くはなく、倍率も高いので転職先の選び方を失敗するわけにはいきません。
入社後に、「思っていた会社とは違った。。。」
なぜ、こうなってしまうのか?
まずは、ITに重きを置いた前向きな会社か知る必要があります。
そして忘れてはならないのが、「あくまで自分は選ぶ側」ということです。
SE面接で大切な心構え
求人倍率が高い中、一次面接、適合試験、最終面接、様々な壁を乗り越え、ようやく内定をもらったとして、この時点で3回も自分が働くであろう会社に足を運び、自分の目で判断ができる
のです。
このチャンスを逃してはなりません。
SEは面接に行くのも大変ですが知っておいてほしい
IT業界で仕事をしながら転職活動をしてる方もいると思います。SEは仕事が夜遅くまであり、休日出勤することもたくさんあるでしょう。僕も大変でした。
仕事や家庭など様々なプレッシャー?というか疲れてるか、嫌気がさしてる状態の人も多いでしょう。
しかし、早く自分の状況を変えるために内定がでて即座に返事をするのは止めましょう。
ここで、いったん冷静になるべきです。
なぜなら、あくまで自分は選ぶ側なのです。
また、あわせて面接で相手に「いっしょに働きたい」と思わせる志望動機を公開します!大人気の記事でたくさんの方がコピーされています。お役立てください。
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SE面接の注意点
社内SEの求人を出す会社は、めったに採用活動をしていません。
(しょっちゅう募集してる会社は要注意です)
そしてどのようなポジションで、会社に関わってもらうつもりかは、会社によって考え方が全く違います。
(事務の片手間のような扱いから、誰もシステムがわからないからトラブル対応要員、基幹システム開発の追加要因など)
入社前に、自分自身のイメージと合うかどうか見極めましょう。
もし見極めた結果、良い会社が見つからない場合は他の転職サイトも見てみましょう。ITに前向きな会社ほど非公開求人でしょうし、1社にしか依頼してないと思います。
その理由は以下の記事にまとめました!
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面接前に会社を選ぶポイントを知ろう
今後、自分自身がどのようにしたいか、にもよりますが、社内SEはいろいろと方向を決めれやすいですが、先輩や上司がどのような考えの可能性があるか、以下の2パターンで考えてみます。
1.品質重視パターン
現場のシステム改善をしながら自社で腰を落ち着けて仕事がしたい。
2.経営戦略パターン
業務を現場寄りのものから経営層に寄せていく。
この二つは正反対なのでどのように自分が仕事をしたいかで決まります。
1.品質重視パターン
社内にある業務や基幹システムなどを現場の人用に改善していく。
実際にエンドユーザからヒアリングし、効率化するので、直ぐに結果もでるし楽しいと思います。
じっくりと考えながら設計をするので、自社で腰を落ち着けて仕事をしてる感が凄いです笑
2.経営戦略パターン
「業務改善」という名の「経営層の考え」を直ぐに反映できるよう仕組み作りや、実際に起きている数値(売上、人件費、コストなど)を基に戦略を提案していくなど、経営部分に深く関わっていくやり方。
どうしても現場のやり方や文化を変えていくので、現場の人からは嫌がられるのかなと思います。
どちらのパターンも同じ目的のはず
どちらも方向性は違えど、目的としては同じなのではないかと思います。
最終的にはエンドユーザが使いやすくし、売上などの成果を求めた結果です。
あくまで、どちらに寄せるか、です。
転職先がどのような状況か
社内SEが誰もいないような規模の会社か、入れ替え要因などの場合は、どちらのパターンも自分で決めれると思います。
大きすぎる会社に比べると、「入社すべき会社」ということになるのではないでしょうか。
ですが、確認すべきポイントはありますし、だいたいの会社にはすでに社内SEがいます。
その場合は、どのような目的で採用活動をしているか確認したいですし、直接、社内SEをしてる方から、どちらに寄せてるのかイロイロと聞きたいところです。
SE面接で逆質問すべきポイント
最初の面接は、恐らく部長と現場の社内SEも参加してると思われます。
ここが、とても大きなチャンスだと思います。
以下のことは、是非とも知っておきたいポイントです。
1.会社自体がIT投資に前向きか
後ろ向きな会社なら費用をかけれないので、IT戦略を進めるのは難しいですね。
この場合は、経営層にITに詳しい人がいないのはよくある話ですが、そもそも苦手意識があるんだと思います。
時間はかかりますが、入社したらじっくりと「ヒアリング」していきましょう。共感がたいせつです。経営層としては、苦手意識があるのもあって、改善できるところがたくさんある、ということを自分自身でよくわかっているからです。
大きな会社であれば、すでにIT戦略は進んでいると思います。
2.部長はITに明るい人か
人事評価をする人なので重要です。
違ったとしても、会社がIT投資に前向きならアリです。実績を作るチャンスはあると思いますので。
ただ、長い目で見たときに、何もわからない人がITプロジェクトを進めたらどうなるかを、自分自身がIT業界にいたころを思い出してみましょう。
はい。デスマーチになる可能性はとても高いです。厳しいようですが、この部長の人柄や未来を向いているかなど、話をしてみてて一緒に地獄を乗り越えて楽しい未来に向かっていけるか?熟考してみてください。
3.情報システム部門は総務と同じ立ち位置か
社内SEの会社内での立ち位置は、とても重要です。
総務や経理などの下にある部門だったとしたら、ただの便利屋を求められている可能性が高いし、ITの価値を理解・評価できる人がいないかもしれません。
そうなると、とてもつまらない日々になる可能性があります。即座に転職したくなるでしょうから、総務や経理の下請け部門か組織図について質問しましょう。
4.先輩社内SEは普段どんな業務をしているか
この質問でどちらに寄っているかわかりますし、手一杯で雑務が多い状態ならば、雑務を徹底的に効率化すれば問題ないです。効率化は人によっては全く進めれません。僕はあまたのデスマーチを乗り越えてきたから?なのか何とかなりました。
また、効率化した後、会社をどのようにしていきたいのかを是非とも聞きたいですね。
5.最終面接
社長に会うでしょうからその際にも、IT投資に前向きか、ITに明るいかなどは知りたいですね。
(ちなみに非IT業界であれば、経営層はみんなITに明るくはありません。テック系企業ならみんな明るいので、社内SEの一つの選択肢として、テック系の企業は大いにアリです!!)
これだけが全てではありませんが、事業を作り上げて売り上げをだしてる人なので、自分がやりたいことなどを本音で話してみるのもいいかもしれません。
人は考え方が変わる生き物なので、後ろ向きな人でもキッカケがあれば変わっていくからです。
逆に困った時用のトラブル要員を求めてるだけならば微妙ですね。
正社員として社内SEを抱える必要性がないので、給料も期待出来ません。
考え方など、一緒の方向を向いて行ければ素晴らしいですが、そんな人の所では社員が辞めるはずがないですしね。
ITに重きを置いているからこその増員ならば、素晴らしい会社だと思います。
なので面接の際、色々な所にアンテナを張りながら臨んでほしいです。
転職をするからには、何か事情がある人が大半です。
だからこそ、失敗するわけにはいきません。
今まで先延ばしにしていきたことがここで露出します。そう、今後、自分の人生をどのように生きていくかは、「今」、決めるしかありません。。。
僕は社内SEという仕事は色んな可能性が秘められていると思います。しかし、変な会社には行ったら悲惨な人生だと思います。「なにくそ!」って気合い入れて変えていける勇者は世の中そんなに多くはいません。
6.面接前でもわかることがある
最近は転職するのに自分で求人を探すのではなく、アドバイザーと相談して決めることが多いそうです。
実際に僕もそうしました!
公開されてる求人よりも非公開求人の方が多くありますし、事前にどんな会社かある程度教えてくれます。
実際に社内SEの応募をする前に、見極めることができるのではないでしょうか。
また、とても重要なことですが、転職する際には市場の求人をかき集めてください。そうしないと、限られた情報で選ぶことになります。
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SE面接に役立つサイトを4つご紹介
さすがに僕は面接のプロではありませんので、実体験ベースでした話せません。それで、あなたの人生が変わってしまうと問題ですので、SE面接に役立つサイトを調べてきました!
面接官をうならせるシステムエンジニアの質問・回答例
マイナビAGENTさんの記事になります。
- ポイント1 抽象的な質問に対して具体性のない回答をするのはNG
- ポイント2 具体的な質問には数値やデータを入れて回答する
- ポイント3 質問への回答を利用して主体性と将来性をアピールする
- ポイント4 実務を想定した質問には具体的な手段・期間を盛り込んで回答
面接編:効果的な「逆質問」で企業の本質を探ろう/ITエンジニア専用転職完全マニュアル」
リクナビNEXT ITキャリアさんの記事になります。
- POINT1 「これでハマった!」エンジニアが陥りがちな失敗例を知っておこう
- POINT2 企業の実像を探るための「逆質問」をしよう
- POINT3 面接のその後の流れを知っておく
SE転職の面接質問を徹底対策!面接官のチェックポイントを知り有利に進める全知識
IT転職・SE転職を徹底支援するIT業界の歩き方さんの記事になります。
- ポイント1 転職面接は応募者と企業側が対等にお互いを知る場
- ポイント2 面接官が教える面接に合格するためのたったひとつの秘訣
- ポイント3 面接官のチェックポイントと具体的な質問・回答事例
- ポイント4 転職にふさわしい企業の見極め方
- ポイント5 面接前の不安と考え方
面接回答NG事例
dodaさんの記事になります。当ブログでもdodaさんの記事ですね。
以下について、それぞれNG例とポイントを解説されています。
- 人事面接
- 配属部門管理職面接
- 役員面接
上記4つのサイトは、SE面接に役立つと思いますので、がんばってください。
社内SEに採用されない理由
あくまで社内SEというのは、経営層側に近しい立場です。
あまりにも、経営者思考のない人を雇うと思いますか?
例えば面接のときに、社員の情報流出について相談されたとして、あなたはどういう意見を出しますか?
(実際に面接で相談されました)
「最近ニュースでよく聞きますね」
と、言いますか?
たいていの人は大丈夫でしょうが、そこはUSBメモリーの制限をかけたり、PCの監視ソフトの話とかをすれば良いと思います。ActiveDirectoryでもいいですね。
まったく予備知識はありませんでしたし、僕は意外だったのでビックリしました!
(SIerとしてシステム開発ばかりしていると、幅広く知識を身に付けれるわけではないので)
内容の是非はともかくとして、サラッとスマートに回答すべきところです。
経営層はActiveDirectoryとか言ってもわからないので。ひとまず何でもいいので即座に答えてください。わからなくても、未来に繋がる回答をしましょう。
たとえば、「重要なのは守ることなので、色んな製品を調べておきます」でもいいですし。
これは経営と直接的には関係ないかもしれません。
でも、経営層の抱える悩みとしてはあります。
そこは、社内SEに頼る部分ですよね。何事も相手の立場に立って考えれば、解決していけるはずです。
経営課題を解決できる、社内のITコンサルのような位置づけでもあるのが、社内SEです。社員から見たらヘルプデスクの要因が大きそうに感じますが。
転職理由は前向きに
あなたが赤裸々に転職する理由を説明したとします。
その内容が不平不満ばかりだと相手は
「自分の不満ばかりだな、何事にも文句を言いそうだ」
と思うでしょう。
そこはこの社内SEの志望動機の記事を参考にしてください。
自分で言うのもなんですが、これを僕は面接で言ったら、なかなか良さげな雰囲気になりました~
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そして、面接の際に見るべきポイントは以下です!
これで、あなたが志望する企業が、ITに前向きな会社が分かると思います。
社内SEの立場を経営層に寄せた場合は意見も変わる
やはり、ここの部分は大きいですね。
他部門とは考え方が違う部分がでてきます。
他部門の人はたいてい
「こんなに頑張ってるんだから、もっと給料を上げてほしい」
と思ってます。
あなたももしかしたら、今回転職しようと思った理由の1つですかね。これは会社員である以上、つねにある問題だと思います。
他部門から言われた、この一言を真に受けて、経営層に近い立場だからといって
「○○部門の給料を、もっと上げてはいかがでしょうか?」
とか言っちゃダメですよ!笑
ほとんどの場合は売り上げと関係ないところで頑張ってたり、そもそもそんなに頑張ってないのに不平不満を言ってるだけです。ケースバイケースですが本質的にはこれです。
(100%あなたの方が頑張ってます!!)
「経営層は数字で判断する」という、基本概念を覚えておきましょう。感情ではなく、数字で見ます。数字で見ようとすれば、わからないことも判断しやすいので。
あなたがSEで売り上げを上げてた時を思い出しましょう
かなり、売り上げに貢献してきたはずです。それなのに、給料が上がらないのは会社に体力がないのも1つの原因です。まぁIT業界は、「下請け搾取ビジネス」だなんて言われ方もしてしまうくらい、ちょっと微妙なことをする会社が多いのも事実です。
そこらへんは、このSEが残業代でない理由を真剣に考えたら納得したを参考にしてください。今だからこそわかりました!
社内SEを雇う会社は体力があります。体力がなければ、一切、力をいれない部分ですもんね。だからこそ、非IT企業での「一人情シス」には気をつけてください。たった一人の社内SEで、すべてを任せようとしている会社には転職しないようにしてください。社内SEの経験があるなら問題ありません。情報システム部門の立ち上げの実績は素晴らしい経験になると思うので。
僕は機能していない情報システム部門の会社を選び、腰を据えて働けるような環境を作り上げました! いや~それなりに大変でしたが、今となっては素晴らしい環境に。笑
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社内SEに求められる節約意識
意外に思うかもしれませんが、この意識はとてもたいせつです。今までSEだったころは、意識してこなかった僕なのでビックリしました。
社内SEというのはあくまでバックアップ部門だから残業をしないというのが基本方針ですが、経費節約の意識もとても重要なんです。
他部門の人は稀にですが
「こんなに儲かってるんだから、いいじゃないか」
と言ってたりしますが、これに合わせてはいけません!
例えばSEなら慣れてるかもしれませんが、印刷は白黒を基本で両面印刷や、備品の購入なに、ハイスペックのPCを求められる、などです。しっかりした根拠があればガンガン買いますけどね。ちゃんと相談してくれると助かりますね。
そもそも、僕はSEの頃は印刷自体しないでノートPCをもって会議室にいき、モニターに繋げることが多かったです。
あなたはどうでしたか?
ここら辺の話も面接のときに話せば、共感を得られると思います!
バックアップ部門に必要な考え方
たいていの人はできてるのかもしれません。僕はあまりできてませんでした。笑
何度も説明してるとおり、相手の立場になって考えることがやはり重要です。
社内SEというのは今までのような売り上げをガンガン作る部門ではないし、受け身で仕事をする部分も多いです。
そのときに言われた言葉だけにとらわれずに、相手が本当に言いたいこと、本質を見抜きましょう!
これは面接のときに、既にはじまってます。。。
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面接が進むと起こりやすい考え
実際に最終面接まで進んでいくと、「ここの会社で頑張るぞ!」となってきます。
しかし、本当にその会社に転職していいですか?自分が転職しようと思ったキッカケはなんですか?解決されそうですか?
人間は限られた情報から選ぶ習性があります。
転職というのは、「今ある市場の求人をかき集めて、自分の目で見て選ぶ」というのは大切ですよ。
だからこそ転職サイト・エージェントに複数申し込むのがスタンダードなのです。適当に逃げるような転職ではなく、自分の見たい景色が映る転職になりますように。
(僕は定時退社して夫婦仲子育て&やりがいUP&年収UP)
社内SEの面接まとめ
面接って緊張しますし、「早く終わらないかな」って思いがちですが、実はここが一番重要です。
面接に慣れてくると、楽しくなってきますよ^^
「ここはこういう会社なんだぁ」とか「色々とIT周りが整っていないからチャンスだなぁ」など。
雑務が多いのは効率化すれば良いので、ITに前向きかどうか知りたいですよね!
特に今回の記事で社内SEの転職に受からないという人は、考え方がわかったと思います。
これで社内SEに採用される人が増えればうれしいです。
経営の勉強をしていて思ったのですが、提案するときは具体的に1年後、2年後の見込みを数字で伝えるべきです。
これが出来ないと提案は却下されるでしょう。
(実体験)
なぜなら、3年後、5年後に売上を大きく変えていくには、IT化しかなくなってきています。
業務を効率化し、更なる経営改革!を経営層の近くで実践できるのは、会社の中でも情報システム部門くらいではないでしょうか。
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僕は社内SEに転職するまでに色んなことがありました。
あなたもきっと、様々な想いからこのブログを読んでるのでしょう。
僕はずっと両親と義両親から転職を勧められてました。
(妻には結婚前からですね)
『こんなに頑張ってるのに、何でそんなこと言うんだ?』
『自分で決めた道なんだから、放っておいてほしい』、と思ってました。
しかし、正しい方向に頑張らないとダメだということに気付いたんです。
その話を踏まえた、僕の転職体験談はコチラ
時間があれば、忙しくて考えることができなかったキャリアや、どんな結婚生活にするか?を選べるようになりますよ〜(実体験)
ITに特化した転職エージェントをご紹介。
特化すべき理由は、”採用への前向きさ”がわかるためです。
※ブラック企業を避ける方法SE流の良い求人の探し方
~社内SE転職ナビ~
業界唯一の社内SEに特化した転職サイトで、求人は関東と関西が多いので、他の地域の人は注意。
まだ転職するか分からないなら→『カジュアル面談』
本格的に転職活動を開始するなら→『キャリア面談』
忙しくて余裕がないなら→『オンライン面談』
この3つの面談方法を用意してくれているのはここだけです。是非とも利用しましょう。
~レバテックキャリア~
~doda~
「それぞれの転職に」で有名ですね。好きです。dodaはITに特化してるわけでもなく、いわゆる総合転職サイトです。dodaの最大の魅力としてはやはり『安心感』でしょう。登録時は簡単に入力し残りはエージェントに相談しましょう。30代の方も多いので、我が社で採用するときはdodaさんにお願いしてます。