先日、34歳になりました。今は社内SEという立場ながらも、7年ほどSEをしてました。
あと1年で35歳ですので、やはり「SE35歳定年説」が気になってきます。
もしも、今SEの頃のような働き方に戻れと言われたら、ちょっと体力的に無理ですかね。
そもそも「SE35歳定年説」について曖昧なので、ここではITSierの常駐SE業界の働き方にスポットを当てていきましょう!
「SE35歳定年説」とは、プログラミングをする人達の年齢のことだと僕は思います。
若者がPGする方がコスト安
システムエンジニアの世界に何年も身を置いていると、あることに気付いてきます。
若い人がどんどんシステム開発現場に投入されていくということに。
ある程度のSE経験があると、人件費がかさむため相手から断れるようになってくるんですよね。
ここらへんもITドカタと言われるゆえんでしょうが、
優秀なSEを1人いれるより、若いPGを2人いれたほうが効率が良いと思ってしまうようです。
デスマーチを乗り切れる体力
僕は1か月以上、休みなし、残業、たまに徹夜でデスマーチを乗り越えたことがあります。
この働き方ができるのは、若い人だけですよ。
35歳どころか、30歳を超えたら無理だと思います。
そもそも、基幹システムのプロジェクトとかは、
開発のフェーズに来た時、既に大幅にスケジュールが遅れてますもんね。
今後は若者ではなく海外勢に?
オフショア開発があいかわらず流行っていますね。
たしかに人件費が日本よりも安いので挑戦すべきではあります。
一時期、流行った後にオフショアの旬が終わった感がありました。
その後、また増えてるのはノウハウを確立していってるんでしょう。
海外はノウハウがないと厳しそうですが、この傾向は加速すると思います。
社内SEのように管理する側にまわるべき?
SEから社内SEに転職して3年を超えていますが、ほとんどプログラミングはしなくなりましたね。
設計書もそんなに作っていませんが、
主に不具合の連絡が来て、ユーザーにヒアリングしたり、
システム開発会社に保守を依頼してるので、不具合やヒアリング結果を説明したりですかね。
社内SEは年齢に関係なく管理する側に回ることになります。
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社内SEは基幹システムに時間をかけれない
大手企業とかなら、基幹システムの開発・運用は社内SEでまわすでしょうが、日本の会社の9割以上が中小企業です。
たいてい、基幹システムの保守はシステム開発会社に依頼しています。
意外に社内SEって色んな事するので、プログラミングからはどんどん離れていきます笑
社内SEを企業が抱えるメリット
企業とシステム開発会社を繋ぐ架け橋ですかね(大げさ笑)
インフラ部分も社内SEとして外せない部分ではありますが、やはり社内SEで必要なスキルが一番大切だと思います。
これさえあれば、技術力は別にそこまでいらないと思うんですよ。
それで問題ないのか?と言われれば問題ないです。
35歳はバリバリ設計していたい
社内SEだろうとSEだろうとPGだろうと、どのような立場であれ、35歳になってもプログラミングをするのは辛いですね。
体を動かして勝負するのではなく、頭を使って勝負をしたいところです。
35歳であれば子供も生まれているでしょうから、家族がいます。
その時にデスマーチをやるのは厳しいと思います。
実際に僕はSEのころ35歳でデスマーチをしてる人が近くにいましたが、子供に全然会えなくて悩んでしました。
しかも、仕事を頑張ってるのに、奥さんから怒られるという。。。これは厳しいです。
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働き方改革が流行っています
SEの人はわからないかもしれませんが、日本では今、「働き方改革」が絶賛流行中です。
セミナーの情報が大量に届きます。
そして、めちゃくちゃ営業されます笑
社内SEになると、けっこう営業会社が来ますので、イロイロと話してると楽しいです^^
こないだ日本でも有数の大手企業の営業さんの同期が、使っていない営業所を個人的に倉庫として使っていて、始末書さわぎになったそうです。
なぜ倉庫に?と思いますよね。
個人で色んなものを海外から仕入れてメルカリで転売してたそうです!!
普通にサラリーマンの年収をこえてるようです笑
凄い世界ですね。。
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まとめ
けっこう「SE35歳定年説」どころか、30歳でも厳しくなってくる気がしますね。
ITSierの常駐SE業界の働き方が解決できれば、もっと日本のエンジニアも増えるのでしょうが。。
いま世界規模でITエンジニアの数が減ってきているそうです。
日本は働き方がおかしいので減っていくのは理解できますが、海外もなんですね。
「SE35歳定年説」とは、プログラミングをする人達の年齢のことだと僕は思いますが、
今後は35歳というより、海外勢に仕事を取られていくので、違う意味で30歳とかになるんじゃないかと思います。
そのとき、自分がどういう立ち位置にいるか、そこの思い描きかたで人生変わるでしょうね。